日本留学に必要な知識!毎月かかる費用は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本に留学したいと考えながらも、「毎月どれくらいお金がかかるのだろう?」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。

日本学生支援機構の調査によると、日本に留学している外国人が毎月使うお金は、約120000~150000円です。

これはUSドルに直すと、約1105~1382ドル、中国人民元に直すと、約7898~9118元です。

では、具体的に留学生は毎月どのようなことにお金が必要なのでしょうか。

今回は留学生の毎月の支出内容と、節約のポイントをご紹介します。

1【学費】

「留学」ということで、学費は毎月の支出のなかでも欠かせない項目です。

学費は、留学先の教育機関の修業年数、学部、国公立か私立かによって変わってきます。

国公立であれば、年間約540000円のことが多いです。

私立であれば、1000000万円から5000000万円のことが多いでしょう。

なお、私立大学は、学部によって学費が大きく変わります。

特に理系の学部(医学部、理学部、工学部など)では、ほかの学部に比べて高くなることが多いです。

理系の学部では毎年納入する学費のほかに、研究に使う道具や書籍にもお金がかかってきます。

(学費に研究に使う道具の費用が含まれている場合もあります)

また教材も一般書籍より研究に必要な専門書は高いことがほとんどです。

書籍によっては、10000円近くするものもあります。

いくら研究で必要といっても、このような書籍を買い続けると膨大な費用がかかってしまいます。

そのため大学の図書館を利用しましょう。

通っている大学の図書館にその本が無かったとしても、リクエストをすれば取り寄せてくれる場合もあります。

1-2【交通費】

 

そのほか学生生活に関わる支出として、通学費が挙げられます。

大学の中には、校舎付近にマンションが無く、バスや電車で通わなければいけない場合も。

片道数百円だとしても、毎日大学に通うとなれば、大きな支出となってしまいます。

そのため、定期券、回数券を購入する必要があります。

学生の場合「学割」は45%ほど割引になります。

 

2【生活費】

日本で生活する上で、主に必要な生活費の項目は以下の通りです。

 

・家賃

・食費

・光熱費

 

2-1【家賃】

まず、家賃にかかる費用からご説明します。

大学生が一人暮らしする場合の家賃は、平均で6万円前後です。

しかし、家賃は都心や駅に近い場所ほど、高くなる傾向があります。

1部屋の間取りだったとしても、東京都港区などの都心であれば、家賃の平均は100000円を超えます。

一方で郊外や駅から遠いなどの条件により物件の家賃は低くなります。

家賃の値段も大事ですが

 

・通学に便利かどうか?

・家賃が相場より高くないか?

・設備は十分か?

などをよく考えて物件を選ぶようにしましょう。

地域別の家賃の相場は、このサイトで調べることができます。

→http://www.homes.co.jp/smp/chintai/price/

 

 

2-2【食費】

つづいて、毎月の食費について紹介します。

全国大学生活協同組合連合会の調査によると、一人暮らしの大学生が1ヶ月に使う食費の平均は約25000円です。

1日あたり約830円で、3食食べる場合は、1食あたり約270円となります。

食費を節約したい場合は、ごはんを買ったり、外食したりするのではなく、自分で料理を作ることが有効です。

閉店する1時間ほど前にスーパーに行けば、野菜や魚など、傷みやすい食材が半額で売られていることもあります。

そうした機会を利用して、毎日自炊すれば、食費を数千円以上節約することができるでしょう。

 

 

2-3【光熱費】

光熱費について説明します。

光熱費は、

・電気代

・ガス代

・水道代

の3つが主な項目です。

一人暮らしでかかる、それぞれの費用の平均は

・電気代  4000円

・ガス代  3000円

・水道代  2000円

です。

季節によって光熱費は変わってきますが、大体毎月10000円かかると思って良いでしょう。

また、夏や冬にエアコンをつけっぱなしにすると、8000円ほどかかる場合もあるので、注意が必要です。

 

3【アルバイト&仕送り】

日本学生支援機構の調査によると、留学生の毎月の収入は平均141000円あり

約半数が、家族からの仕送りを受けています。その平均は毎月の57000円です。

仕送り以外は、アルバイトや奨学金で収入を得ています。

日本に滞在する留学生は週に28時間働く事が許可されています。

アルバイトをしている留学生は、約57%。

アルバイトによる収入は、毎月68000円ほどだそうです。

もちろん日本語のレベルが高ければアルバイトの報酬も高くなります。

日本学生支援機構の調査によると、留学生の毎月の収入は平均141000円です。

約半数が、家族からの仕送りを受けており、その平均は毎月の57000円です。

仕送り以外は、アルバイトや奨学金で収入を得ています。

 

3-2【奨学金】

つづいて、奨学金を受けている留学生は約37%で、毎月平均57000円となっています。

返還義務が無いものや、返還に伴い利子がつくものなど、奨学金によって違いがあるので、申請する前によく確認しておきましょう。

一般的に、留学生がアルバイトするのは1週間に28時間以内と決まっています。

(例外もあります)

そのため、時給1000円で働いているとすると、毎月112000円の収入になります。

しかし、勉学との両立を考えると、これだけ働くのは難しいという方もいるでしょう。

そのような方は、奨学金の申請をオススメします。

有名なものだと、日本学生支援機構が提供している外国人留学生向けの奨学金があります。

また、

「○○(大学名) 留学生  奨学金」

と検索すれば、留学生のみ応募できる奨学金の情報が出てくるので、留学を考える際に調べてみると良いでしょう。

 

4【日本での生活で節約するポイント】

日本で留学生活を送るには、だいたい120000~150000円が毎月かかります。

そのなかで最も費用がかかるのが家賃でしょう。

そこでオススメなのが、

・シェアハウス

・学生寮

です。

シェアハウスは、自分の個室以外をほかの人と共有して住む物件のこと。

都心や駅に近い物件でも、マンションよりも家賃が低くなることがほとんどです。

家賃に光熱費が含まれていることも多く、物件によっては、一人暮らしよりも数万円ほど節約することができるでしょう。

留学生活で心細く感じることも多いはず。

そんなときシェアハウスで住人と話せることは、精神的にも良いでしょう。

また、大学が運営している学生寮もオススメです。

寮費は一人暮らしマンションよりも安いことほとんど。

同じ大学の学生が住んでいるため、研究や授業、学生生活の情報交換もできるというメリットがあります。

 

5【おわりに】

今回は、日本での留学生活で毎月かかる費用についてご紹介しました。

日本学生支援機構によると、毎月だいたい120000~150000円かかります。

アルバイトでは日本人の友人を作ったり、日本語の上達に繋がります。

勉強に無理がない程度に収めるには奨学金などを利用して無理なく日本留学生活を送るようにしてください。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*