日本語学校への留学までの手順がまるわかり10分で誰でもわかる日本語学校入学までのプロセス

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日本語学校への留学の手続きをご存じですか?

自国のエージェントや日本へ留学した経験がある人が近くにいれば教えてくれると思いますがそういう人がいない場合は正直面倒だしそもそも手続きについては何もわからない事が多いのではないでしょうか?

現在日本へ留学する人は自国のエージェントを通して日本へ留学している人が多いです。

しかしエージェントを通さずに日本語学校へ留学している学生も多数います。

今回はエージェントを通さずに留学するための方法をお伝えします。

1.日本での生活で後悔しないためには、学校を自分で選ぶ事が最低条件!

まずあなたの日本へ来る目的を整理しましょう。

日本語習得が目的?日本で就職したい?日本の高等教育機関や専門学校で専門知識を学びたい?

どんな目的にせよ日本で生活するにあたり日本語ができる事でデメリットはありません。

もしあなたが高等教育機関へ進学を希望していたとしても日本の高等教育機関の大半は日本語で授業が行われています。

日本語学校では1年~2年で日本語を勉強します。

日本語学校の中でも様々な特色があります。

日本で進学や就職を目指す場合はJLPTやEJUなどの日本語能力を証明する資格が必要になるのでそこに特化した日本語学校を選ぶ必要があるし、日本語での会話を目的にするのであれば会話中心のプログラムがある学校を選ぶべきです。

あなたの人生の大切な時間を日本への留学に使うのであれば以下をよく読んで検討してください。

1-2入学の条件は?

国が定める日本語学校への条件は以下です。

≪国で認める正規の学校教育12年過程を修了している事≫

表向きはこれだけです。

※もしあなたが12年教育課程に満たない場合は以下の「その他の条件をクリアするには?」を参考にしてください。

でも実はこれだけではありません。まず自分の国が7カ国なのかどうかをチェックしてください。

7カ国以外の人で学費や生活費を自分で払う人が、主な日本語学校で入学時に求めてくる書類が以下です。

・各日本語学校指定の入学願書

・経費支弁書(各日本語学校指定のもの)

・パスポート

・卒業証明書(成績表も必要な場合もある)

・貯金残高証明書

・職業証明書

・収入証明書

7カ国以外の人で学費や生活費を別の人が払う場合は以下

・各日本語教育機関指定の入学願書

・パスポート

・卒業証明書(成績表も必要な場合もある)

・職業証明書

・経費支弁書(各日本語学校指定のもの)

・戸籍謄本などの本人との関係性がわかるもの。

・貯金残高証明書(日本円で約¥1,000,000程)

・職業証明書

・収入証明書

学歴以外で重要になるのは「お金」です。

※もちろん犯罪歴があるなどの理由でそもそも日本に入国できない人の説明は省きます。

日本に入国する理由は「留学」が主な目的となっているので日本で生活するための経済的基盤をもっているかどうかという所を見られます。

あなたが希望する日本語学校が「適正校」もしくは「非適正校」なのかどうかでも必要な書類が変わります。あなたが希望する日本語学校が「適正校」で上記に記載されている書類をしっかり用意できる人は問題ありません。

1-3.学費は?

学費は日本語学校で違いますが平均は以下です。

入学時に¥100,000

1年間の学費と教材費が¥650,000程です。

※これには家賃や食費や光熱費は入っていません。

 

1-4.学校教育が12年過程を満たしていない場合は?

あなたの学歴が学校教育12年過程を満たしていない場合は以下の2つ方法があります。

1.自国の大学などの高等教育機関で12年過程を満たす。

はっきり言ってお金も労力もかかるのであまりおすすめはしません。

2.準備教育課程を受けた日本語学校で2年間の教育を受ける。

詳しい情報は「準備教育課程とは?」にまとめてあるので読んでみてください。

 

1-5.自分にぴったりな学校を探すにはどうするべきか?

1-5-1日本語学校卒業後の自分の進路は?

上記の「1−1.そもそも日本語学校って?」でも少し触れましたが、

ここが重要です。

大学に行くのにJLPTやEJUそっちのけでコミュニケーションの授業ばかり受けても効率よくありませんよね?

コミュニケーションを学びたいのにテスト勉強ばかりだと基礎学力は間違いなく付きますがやはり効率は良くありません。(実際JLPTの高資格者でもあまり日本語話せない人もたくさんいます。)しっかり調べる事で日本での留学生活が充実したものになるかどうかが変わってきます。

1-5-2「日本に行けばアルバイトで沢山稼げる」は嘘!

日本では「留学ビザ」で在留する外国人でも週に28時間まで就労が認められています。

今日本のアルバイトの最低時給の平均は¥798(※2016年時点)です。

週に28時間という決まりがあるので

798×28=22344

1週間で約¥22,344です。

1ヵ月で考えても平均¥89,000程度ですね。

日本の家賃などを考えると全然余裕ありません。

これに学費も必要ですのでちゃんと貯金なり仕送りをしてくれる人がいなければなりませんね。

1-5-3ソーシャルメディアを活用しよう!

大抵の日本語学校ではソーシャルメディアで学校の様子などを公開しています。

良いと思った日本語学校のソーシャルメディアをチェックする事で学校の雰囲気なども掴む事ができるので絶対にチェックしてください。

1-5-4情報収集に活用!日本留学フェア!

各国で定期的に開催されています。日本語学校や日本の高等教育機関などのスタッフと直接話して情報を集める事ができます。

開催している国の母国語通訳が必ずいるので日本語ができなくても問題ありません。

もし行くことができるのであればおすすめです。

2.留学先は決めた!しかしどこに住む?

初めて外国に住むのは不安な事がたくさんありますよね?

少しでも不安を解消するために実情をリポートしたいと思います。

 

2−1.入学予定の日本語学校が用意している寮を使用する

日本語学校に入学する人はまず日本語学校を利用するというのが一般的です。

まず手続きに手間取る事もないし賃料も割安な事が多いです。

日本語学校が寮の管理人を設置している場合もあるので生活で困った事があった時などはすぐに相談できるなどの配慮がされています。但しプライベートな空間が皆無な場合や、寮の規則が厳しく設定されている場合などもありますので入学予定の日本語学校のWEBサイトなどをよくチェックして問合せてみてください。

日本語学校の中には入学後半年や1年寮に住まないといけないなどの決まりがある所もあるのでその点も確認してください。

2-2.賃貸マンション等を借りる。

賃貸については結論から言うと日本に初めて住む外国の方にはハードルが高いのでおすすめはできません。

一般的に日本で賃貸を借りる場合は不動産が間に入りますが、不動産の大半は日本語でしか対応していません。まず大まかな流れを説明します。

 

 

一般的にはこの流れをすべて日本語で行うので非常に難易度が高いですね。

そして一般的に契約に係る費用は以下です。

 

1R30㎡家賃¥80,000の場合

 

前家賃1ヶ月分          ¥80,000

敷金1~2ヶ月分            ¥80,000~¥160,000

礼金1~2ヶ月分      ¥80,000~¥160,000

仲介手数料        ¥40,000~¥80,000

その他(鍵交換代など) ¥10,000~¥50,000

 

合 計 ¥290,000~¥530,000

高いですね!さらにここから家具家電や引越し費用などが加算されてくるので財布には優しいとは言えません。

できればあなたが希望している日本語学校の寮が良いと思いますがどうしても環境が気に入らない場合は「2-3シェアハウス」も含め検討しましょう。

外国語で対応できる不動産もあるので問合せしてみてください。

Best-Estate.jp

2-3.シェアハウスを利用する。

シェアハウスは日本の学校へ通う学生や、それ以外の外国人をはじめ日本人も利用しています。運営会社によってLanguage Exchangeやパーティーなどのイベントもあるので色々な国の人と友達になることができます。色々な特色のあるシャアハウスがあるので多少お金に余裕があるなら、あなたにとって良い経験をできるかもしれません。

3.行動しよう!いざ願書提出!

3−1.願書提出から入学までの大まかな流れを把握。

図で説明

 

3−2.入学希望の学校に連絡してみよう!

あなたの希望する日本語学校がみつかったら勇気をだして連絡してみましょう。

ここまで読んだあなたなら日本語学校のWEBサイトもチェックをした後だと思います。

日本語学校によっては英語以外の言語も対応してくれる場合も多いですが、あなたの母国語が英語か、もしくは英語に自信があるなら思い切って電話をしてみましょう。

母国語が英語以外の場合はメールで問合せても問題ありません。

入学希望だと伝えれば入学までの流れを説明してくれます。

質問があるならちゃんと納得行くまで質問してくださいね。

 

3−3.合格から日本語学校入学までの注意事項

3-3-1.絶対だめ!ウソの経歴!

当たり前の事ですが、入学願書や履歴書に書くのは事実だけにしてください。

もし嘘を書いても入管であなたの母国に記載内容を確認する場合があり、少しでも間違いがあるとビザは不交付になります。

その際嘘をついていたという事になると今後もあなたは日本へ留学する事ができなくなってしまいます。

3-3-2.以外に簡単?合格後の手続き

日本語学校に合格を貰えれば残るステップはもう僅かです。

まず日本語学校から合格後、日本の入管へ日本語学校があなたの書類を提出します。

問題無い場合約2ヶ月であなたのCOE(在留資格認定証明書; Certificate of Eligibility)を入管から日本語学校へ交付されます。

そして日本語学校からあなたへその旨通知がくるので学費などを日本語学校へ入金しましょう。

すると日本語学校からあなた宛てにCOE(在留資格認定証明書; Certificate of Eligibility)が送られてきます。

それを持ってあなたの国の日本領事館でビザを発給してもらってください。

国によって手続きが違うので問い合わせてください。以下のWEBサイトを参考にしてあなたの国の日本領事館に問合せてください。

http://www.mofa.go.jp/region/index.html

 

3-3-3.入学までにしておく事

日本語をしっかり勉強してください。

日本は英語もあまり通用しません。ましてやその他の外国語はほとんど使えないと思ってください。

もちろん日本語を勉強するために行くわけなので入学までに完全に習得する必要はありませんが、入学前に勉強しいる人としていない人とは日本での生活に慣れるスピードが全然違います。

できるだけ勉強はしといて損はありません。

4.まとめ

以上が大まかな流れになります。

読んでみて以外に簡単と思えるか思えないかは違うと思いますが実際にやるのは簡単だと思います。

手続きなどに関しては自分では不安のある場合は自国のエージェントに頼むのも良いと思いますがあなたに向いている日本語学校かどうかはよく調べてください。またこういう事をもっと知りたいなどのご意見があればご連絡ください。

みなさんの日本留学が有意義なものになるようにまた随時記事を更新していきたいと思います。

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